首の後ろに、虫さされのようにぷっくりとした腫れができて、1センチ大のしこりを作っていたら、「粉瘤」かもしれません。
粉瘤は、痛みがなく、気にならないのなら、放置しても問題はありません。
進行の度合いは、人によって違いますが、年月と共に大きくなっていくことが多いようです。
首の後ろにできた粉瘤の腫れがひどく、痛みがある場合は、消毒や抗生物質での治療が行われるそうです。
繰り返し化膿し、腫れた粉瘤の中に膿が溜まっているような時は、切開して排膿する方が良いでしょう。
また、腫れたしこりを切除してしまうのであれば、外科で処置してもらうことが必要です。
このような首の後ろの腫れたできものが、粉瘤でなければ、「脂肪腫」が考えられます。
皮膚の裏側の皮下脂肪が増えてきて、かたまりとなったものが脂肪腫ですが、心配するほどの病気ではないようです。
首の後ろにできた腫れが、硬いしこりとなっているのは、「骨腫」の可能性があります。
骨腫は、骨の形成不良の結果できるもので、放っておいても自然に消えてしまうことが多いようです。
滑らかな骨の表面に、硬い骨が突き出て、腫瘤となったものが骨腫で、普通は痛みがないのが特徴です。
原因ははっきりしていませんが、正常な骨皮質の形成過程の一種と考えられるようです。
もしも、首の後ろの腫れが硬いしこりなら、整形外科を受診してください。
X線写真やCT検査、MRI検査の結果、首の後ろの腫れが骨腫と診断されれば、特別な治療は不要でしょう。
痛みがない首の後ろの腫れは、リンパ腺の腫れが原因の腫瘍である場合もあります。
リンパ組織内に生じた悪性の腫瘍では、「非ホジキンリンパ腫」が、日本では多く見られます。
首の後ろの腫れが、悪性の「非ホジキンリンパ腫」であっても、治癒することが可能な病気です。
首の後ろでは、髪の毛の生え際が、シャンプーやヘアカラーなどが原因となって、ばい菌が入りやすい場所です。
そのため炎症を起こし、リンパ腺が腫れることもあります。
1〜2ヶ月以上も、腫れが続いている場合は、CTやエコーなどで精密検査を受けることをお勧めします。