卵巣は、正常な場合の大きさが、ほんの親指くらいです。
ですから、ちょっと腫れているくらいでは、圧迫感や痛みなどは感じることがありません。
自覚症状がないままに病気が進行することもあり、「沈黙の臓器」と言われるのも不思議ではないところです。
ただし、卵巣が5cm以上にも腫れあがると、激しい痛みが腹部を襲うことがあります。
これは、「茎捻転」と言って、卵巣がクルッと捻じれた状態で、良性の腫れですが、緊急の手術を要する場合もあります。
悪性の「卵巣癌」は、進行して転移してから発見されることも少なくありません。
腹水が溜まって、やっと発見されたら、「卵巣癌」だったということもあります。
また、卵巣に子宮内膜症ができて、腫れを生じることがあります。
古い血液が、チョコレート嚢腫という袋に溜まり、だんだんと腫れていきます。
卵巣の腫れなどの異常を早期発見するためには、子宮癌検診と一緒に、膣からの超音波検査を受診することをお勧めします。