「腫れぼったいなあ」と、朝起き抜けに、鏡を見て感じたことはありませんか?
水分や塩分を取りすぎた日の翌朝は、顔が腫れぼったく、むくんでいたりしますね。
時間と共に、腫れやむくみが引いて、大抵の場合は、その日のうちに元通りになるでしょう。
もしも、何日も腫れやむくみが取れずに、ますますひどくなるような場合は、原因となる病気があるかもしれません。
また、毎日繰り返すようであれば、一度診察を受けることをお勧めします。
下半身には症状がなく、上半身の顔や首、腕などが腫れる時は、静脈やリンパの流れに原因があるかもしれません。
肺がんなどの腫瘍が、静脈やリンパの流れを悪くしている可能性もあります。
右腕だけ、というような部分的な症状は、その部分か周辺に、炎症や外傷が隠れていることもあります。
顔の中でも、特に頬が腫れる病気は、耳下腺や上顎洞などに原因を持っていることが多いようです。
顔の両サイドに位置する耳下腺が腫れるのは、おたふく風邪、化膿性耳下腺炎、反復性耳下腺炎、シェーグレン症候群、耳下腺の腫瘍などです。
また、虫歯や上顎洞の腫瘍などは、鼻の周りにある上顎洞が原因で、顔の頬の腫れを引き起こします。
歯肉炎や歯周病などの口腔内の病気と、副鼻腔炎などでも顔が腫れることがあります。
複数の原因が重なっている場合もありますので、原因となっている根本的な治療を受けることが大切です。
顔の耳下や目の辺りが腫れる病気で、中高年の女性に多いのが、シェーグレン症候群です。
他には、目の充血やかゆみ、痛み、まぶしさ、口内の乾き、喋りづらいなどの症状があります。
このような症状が現れるのは、シェーグレン症候群によって、涙と唾液の分泌量が低下するためです。
涙や唾液量の測定、血液検査などで、シェーグレン症候群と診断された場合は、対症療法が行われます。
人工涙液などの点眼薬で目を潤し、唾液分泌促進剤や代用唾液などを用います。
中高年の女性が、顔の腫れがなかなか引かない時は、自己免疫系の病気、シェーグレン症候群を疑います。
発熱や膠原病の症状が現れることもありますので、早めの受診を心がけてください。